5. Passenger Apps

5.1. ファイル操作

Home Directoryのアイコンをクリックしてください。「富岳」に対するファイルのアップロード・ダウンロード・編集などを行えます。アップロード・ダウンロード可能な最大サイズは10GBです。

Home Directory

Home Directoryの各機能は下記の通りです。個別のファイルやディレクトリに対する操作は「3点+下三角」のメニューから行えます。

ツールバー説明
Open in Terminalシェルアクセスを起動
Refreshページを再描画
New File新規ファイル作成
New Directory新規ディレクトリ作成
Uploadファイルのアップロード
Downloadファイルのダウンロード
Copy/Moveファイルのコピー、移動
Deleteファイルの削除
パスバー説明
1つ上のディレクトリに移動
Change directryディレクトリの移動
Copy path現在のパスをクリップボードにコピー
表示オプション説明
Show Owner/Mode所有者とパーミッションの表示
Show Dotfilesドットファイル(隠しファイル)の表示
Filterファイル名による絞り込み

メニューバーの「Passenger Apps」にあるパスをクリックすると、そのパスを起点としたHome Directoryが起動します。

Click to Home Directory

Rcloneを用いたクラウドストレージに対するファイルの操作も可能です。Rcloneの設定を行うには、対話アプリケーションのリモートデスクトップを起動し、そのターミナルからrcloneもしくはrclone-browserを実行します。設定後にOpen OnDemandのメニューバーの「Help」 -> 「Restart Web Server」をクリックし、Home Directoryを起動すると、設定されたクラウドストレージにアクセスできます。なお、富岳ヘルプデスクではRcloneの設定のサポートは行っておりませんのでご了承ください。

5.2. HPCI共用ストレージ

HPCI Shared Strageのアイコンをクリックください。HPCI(High Performance Computing Infrastructure)が提供するHPCI共用ストレージに対するファイル操作を行えます。本アプリケーションを利用するためには、JWT-SERVERからパスフレーズを事前に発行しておく必要があります。

HPCI Shared Storage

「HPCI ID」にはJWT-SERVERでパスフレーズを生成したときに表示されるhpcixxxxxxという文字列(xxxxxxは数字)を、「Passphrase」には生成されたパスフレーズを入力した後、「mount」ボタンをクリックください。

5.3. GakuNin RDM

GakuNin RDMのアイコンをクリックください。国立情報学研究所が提供する研究データ管理基盤であるGakuNin RDMに対するファイル操作を行えます。本アプリケーションを利用するためには、GakuNin RDMのプロジェクトを事前に作成しておく必要があります。

GakuNin RDM

「Mount Path」には「富岳」側のファイルシステムのマウントパス(例:/home/rccs-aot/a00000/abc)を、「RDM Node ID」はGakuNin RDMのプロジェクトのURL(https://rdm.nii.ac.jp/xxx/)のxxxの箇所を、「ROM Token」はGakuNin RDMのパーソナルアクセストークンを入力した後、「mount」ボタンをクリックください。

5.4. シェルアクセス

Fugaku Shell Accessのアイコンをクリックください。WebブラウザからログインノードにSSHアクセスし、コマンドラインインタフェースを用いた操作を行うことができます。

Shell Access

5.5. Open Composer

Open Composerアイコンをクリックください。バッチジョブを実行・管理するためのアプリケーションです。詳細は4. バッチジョブを参照ください。

Open Composer

各アプリケーションがカテゴリ毎に表示されます。アプリケーションのアイコンをクリックすると、そのアプリケーション用のWebフォームが表示されます。

ダッシュボードの「Job Script for Fugaku」と「Job Script for Prepost」のアイコンをクリックすると、「富岳」とプリポスト環境で使われているジョブスケジューラであるFujitsu TCSとSlurmの指示文を主に作成するWebフォームが表示されます。

Fujitsu TCS

5.6. ジョブのモニタリング

Active Jobsのアイコンをクリックください。ジョブの情報を閲覧や削除を行うことができます。「ID」の列の左側のボタンをクリックすると、ジョブ詳細情報を表示できます。「Actions」の列のボタンをクリックすると、ジョブの削除を行えます。

Active Jobs

5.7. バジェットの情報

Budget Infoのアイコンをクリックください。グループ内の各ユーザのバジェット利用量を表示します。管理者は各ユーザのバジェットに上限値を設定できます。

Budget Info

5.8. ディスクの情報

Disk Infoのアイコンをクリックください。グループ内の各ユーザのディスク利用量を表示します。

Disk Info

また、Inactive Disk Infoのアイコンをクリックすると、利用されていないファイルがあるディスクの情報を表示することもできます。

Inactive Disk Info

「Select Dataset」で選択されたデータがロードされます。また、「Group」と「User」でフィルタリングを行うことができます。さらに、「Inactive Period」、「Count」、「Size (TiB)」のスライダを使うと、それぞれ「最後にアクセスしてから現在までの期間」、「ファイル数」、「ディスク利用量」でフィルタリングを行えます。